アスベストは、耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ安価であるため、
日本では「奇跡の鉱物」などと珍重されておりました。
そのため、建設資材、電気製品、自動車、
家庭用品等、様々な用途に広く使用され、
1970年代以降の高度成長期に建築物の断熱保熱を目的などに
アスベストが大量に消費された時代がありました。
アスベストが引起す危険性が注目されるようになり、
空中に飛散したアスベスト(石綿繊維)を肺に吸入すると約20年から40年の潜伏期間を経た後に肺癌や
中皮腫の病気を引き起こす確率が高い「静かな時限爆弾」などと恐れられている昨今、アスベストが原因
で発生したと思われる肺癌や中皮腫による死亡者が増加しています。
そのようなアスベスト被害が広がる中、既存建築物に使用されている石綿に関する管理
のあり方
あるいは解体前の事前診断等への適切なアドバイスを行える人材の養成を
目的として、社団法人
日本石綿協会は、「アスベスト診断士R」制度を認定しております。
その社団法人日本石綿協会の認定を受けた関東圏における「アスベスト診断士」の
診断士としての
診断能力の向上、節度ある行動規範の確立、アスベスト関連情報
ネットワークの確立と共有を目的に
関東アスベスト診断士協会は活動しております。